科学技術振興機構(JST)・国際協力機構(JICA)・京都大学は、ガス田から発生する温暖化ガス(CO2)の地中貯留(CCS)事業が決定したことを発表した。この事業は、JSTとJICAが共同で実施している地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)に関して、その社会実装に向けたアジア開発銀行(ADB)による本格的な出資についての覚書(ADB、インドネシアエネルギー鉱物資源省、JICA、プルタミナ(インドネシア国営石油会社))が締結されたことにより推進されるもの。インドネシアでは、天然ガスの生産に伴うCO2がそのまま大気放散されていたが、これを分離・回収し、地下に貯留する技術の開発により、インドネシアの温暖化ガス削減への国際的な貢献と共に、今後未開発油ガス田のクリーンな開発の促進、将来当該国さらには日本へのエネルギー資源の安定供給に資することが期待されている。今後、設備の構築、CO2の圧入およびモニタリングを行い、将来の事業の推進に必要な技術指針をまとめる予定という。
情報源 |
科学技術振興機構(JST) 共同発表
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機関 | 科学技術振興機構(JST) 国際協力機構(JICA) 京都大学 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CCS | 科学技術振興機構 | 京都大学 | JST | インドネシア | ガス田 | 国際協力機構 | JICA | 地中貯留 | CO2分離・回収 |
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