(独)科学技術振興機構(JST)は、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラムにおける平成25年度新規採択研究課題を、条件付き(相手国関係機関との協議、情勢などによって、課題名・概要等の変更の可能性あり)として採択したと発表した。同事業は、科学技術と外交を連携し、相互に発展させる「科学技術外交」の強化の一環として、文部科学省・外務省の支援のもと、JSTと(独)国際協力機構(JICA)が連携して実施するもの。今回、環境・エネルギー分野、生物資源分野、防災分野、感染症分野、境界領域について研究提案の募集を行ったところ、合計98件の応募があり、書類選考と面接選考(事前評価)を経て、合計10件の研究課題を決定した。そのうち、環境・エネルギー分野では、京都大学の「“フィールドミュージアム”構想によるアマゾンの生物多様性保全」や、群馬大学の「インドネシアにおけるバイオマス廃棄物の流動接触分解ガス化・液体燃料生産モデルシステムの開発」など4件が採択された。