環境省と国立環境研究所は、2014年度(平成26年度)の温室効果ガス排出量(確報値)を公表した。同省では、地球温暖化対策推進法等に基づき、毎年、国内における温室効果ガスの排出量及び吸収量を算定し、公表している。2014年度の温室効果ガスの総排出量は、13億6,400万トン(CO2換算)となった。2013年度の総排出量と比べると、電力消費量の減少(省エネ、気候の状況等)や電力の排出原単位の改善(再生可能エネルギーの導入拡大、火力発電内の燃料転換・高効率化等)に伴う電力由来のCO2排出量の減少により、エネルギー起源のCO2排出量が減少したことなどから、3.1%減少した。また、2005年度の総排出量と比べると、オゾン層破壊物質からの代替に伴い、冷媒分野においてハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の排出量が増加した一方で、産業部門や運輸部門におけるエネルギー起源のCO2排出量が減少したことなどから、2.4%減少した。なお、2014年度の京都議定書に基づく吸収源活動による吸収量は、5,790万トンとなった。
情報源 |
環境省 報道発表資料
国立環境研究所 報道発表 |
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機関 | 環境省 国立環境研究所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 省エネルギー | 環境省 | 温室効果ガス | 国立環境研究所 | CO2排出量 | 京都議定書 | 排出量 | HFC | 吸収量 |
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