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大日本印刷、資源リサイクルに適した液体紙容器を開発
発表日：2016.05.27
大日本印刷（株）は、資源リサイクルに最適なアルコール飲料向け液体紙容器2タイプを開発したと発表した。同社では、1978年から、牛乳や茶系飲料、アルコール飲料向けに液体用の紙容器を開発し、ビンや缶などに替わる包材として拡販してきた。使用後の資源リサイクル時には、内部を洗浄し、切り開いて、口栓部は切り離す必要がある。アルコール飲料向けの容器は、内容物保護の観点から、シール強度が高く、バリア性の高いフィルムを使用しているため、清涼飲料用に比べて解体に手間がかかっていた。また紙容器の一部には、リサイクルできないものもある。今回、同社が開発した製品は、材料の選定やパッケージの形状を改良したもので、1）廃棄時に容易に切り開くことができる「解体しやすいタイプ」、2）紙層と内装のフィルム層を簡単に剥がして分離できる「紙とフィルムを分離できるタイプ」の2種類。今後、2016年12月に販売を開始する予定という。
