国土交通省国土技術政策総合研究所(国総研)は、国土交通省都市局と共同で、「都市の熱環境対策評価ツール」を開発したと発表した。国総研では、ヒートアイランド現象(都市の気温上昇)が年々深刻さを増していることから、スパコンによるヒートアイランド解析を行ってきた。今回開発したのは、この技術を基に、従来スパコンで行っていた解析と同等の解析をパソコンで簡易に行うことができる計算ツール。これまで、CFD(数値流体力学)の分析作業にはデータ入力やプログラムの操作に多大な手間を必要としたが、このツールでは建物や土地利用の配置を、エクセル画面で確認しながら簡便な操作で入力作業が行うことができる。様々なヒートアイランド対策(緑化や空調機器の省エネ化、保水性舗装、地域冷暖房、水と緑のネットワーク化や「風の道」への配慮など)の効果を総合的に予測できるため、自治体等が行うヒートアイランド対策の立案をはじめ、環境教育等への活用も期待されるという。
情報源 |
国土交通省国土技術政策総合研究所 記者発表資料(PDF)
国土交通省国土技術政策総合研究所 都市の熱環境対策評価ツール |
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機関 | 国土交通省国土技術政策総合研究所 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ヒートアイランド | 国土交通省 | 都市 | 熱環境 | 予測 | 気温上昇 | 解析 | ツール | 国土技術政策総合研究所 |
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