環境省那覇自然環境事務所は、石西礁湖海域(石垣島と西表島の間)のサンゴ群集モニタリング調査の結果、広範囲においてサンゴの白化現象が確認されたと発表した。同調査は、コドラート法(正方形の調査枠を設置し、枠内に出現するサンゴ被度等を記録する方法)により調査区内の種別サンゴ被度、白化状況等を調査するもので、2005年以降、実施している。2016年度は、例年の調査に加え、高海水温による白化現象が予想されていたため、調査地点全体(調査範囲:50m×50m)の白化状況をスポットチェック法(15分間遊泳観察法)により調査した(実施期間:7月26日~8月17日)。その結果、調査地点35か所における白化率の平均は89.6%となった。30℃以上の高海水温が6月頃から約3か月続いており、このままの状況が続くようであれば、死亡する群体が増えることが予想される。今後の白化状況は、追加調査や、10月~12月に実施されるモニタリングサイト1000の調査により把握する予定。
情報源 |
環境省那覇自然環境事務所 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 環境省那覇自然環境事務所 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | モニタリング | 環境省 | サンゴ礁 | 白化 | 調査 | 海水温 | モニタリングサイト1000 | 石垣島 | 西表島 |
関連ニュース |
|