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 大成建設、「風騒音シミュレータ」の運用を開始

発表日:2017.01.23


  大成建設(株)は、「風騒音シミュレータ」を開発し、神奈川県横浜市の同社技術センターにおいて本格運用を開始したと発表した。建物の高層化に伴い、バルコニーの手摺やルーバー材など建物の外装材に風が作用する際に発生する風騒音が問題となっている。今回開発したシミュレータは、音響風洞実験室、暗騒音付加システム、風騒音評価システムから構成されるもので、建物周辺で発生する暗騒音(計測対象としている発生源からの騒音以外のすべての騒音)を再現しながら、対象となる騒音を計測することができる。同社では今後、建物の風騒音問題を未然に防ぐため、同シミュレータの活用により、外装材の部材単体性能および建物空間性能を評価し、建物の設計・施工において、最適な仕様の提案などを行うとともに、風騒音が発生しない外装材の研究開発を進めていくという。

情報源 大成建設(株) プレスリリース
機関 大成建設(株)
分野 大気環境
キーワード 大成建設 | 騒音 | 建物 | 外装材 | シミュレータ | 風騒音
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