福岡県は、県営藤波ダムの放流水を活用した小水力発電所が完成し、うきは市による発電事業が平成29年4月から開始されると発表した。同県では、環境に優しく安定的なエネルギーの供給をめざし、市町村等と連携して、地域の資源や特性を活かした再生可能エネルギーの導入を積極的に推進している。その一環として、うきは市における県営藤波ダムの放流水を活用した小水力発電所の設置を支援してきた。同発電所の最大出力は約162kW(最大使用水量0.55m3/s、有効落差40.62m)、年間発電量は約979MWh(一般家庭約270世帯分の年間消費電力に相当)、売電収入は約3,300万円/年となる見込みという。