文部科学省は、平成29年度統合的気候モデル高度化研究プログラムの公募を開始したと発表した(公募期間:平成29年3月3日~27日17時厳守)。同プログラムは、近年の気候変動研究に対するニーズの高まりに応じるために、日本国内の大学・研究機関等の英知を結集した統合的な研究体制をプログラム内に組み込みながら、国内外に資する気候変動に関する科学的課題の解明や高度化された気候変動予測データセットの整備を、気候モデルという全ての気候変動予測研究の基盤を高度化させることからアプローチを始めることを目指している。今回、以下の4つの研究領域テーマにおいて、気候モデルの高度化を含む世界最高水準の気候変動予測に関する研究を実施する機関を募集する。1)全球規模の気候変動予測と基盤的モデル開発、2)炭素循環・気候感度等の解明、3)統合的気候変動予測、4)統合的ハザード予測。同省では、書面・ヒアリングにより審査を行い、平成29年4月中旬に採択機関(各1件程度)を決定する予定という。