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 環境省、硫酸ピッチの不適正処理の状況(平成19年度)を公表

発表日:2009.04.07


  環境省は、平成19年度に確認された硫酸ピッチの不法投棄または不適正保管等(以下、不適正処理)の状況を公表した。硫酸ピッチは、不正軽油を密造する際に、A重油及び灯油に含まれている識別剤クマリンを除去する目的で濃硫酸による処理を行う際に発生する、廃硫酸と廃炭化水素油との混合物。著しい腐食性や有毒ガス発生など、健康又は生活環境に著しい被害を生ずるおそれがある。今回の調査の結果、平成19年度に確認された硫酸ピッチの不適正処理は3件、量で127本(ドラム缶換算本数)であり、平成18年度(14件、1,709本)に比べ、件数、量ともに減少した。また、ピーク時の平成15年度と比べ大幅に減少しており、経年的にも大きく減少している。さらに平成11年度から平成19年度までに確認された硫酸ピッチの不適正処理の累計は、276件、量で69,457本であり、うち250件、61,317本については処理済みと確認された。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
キーワード 環境省
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