環境省は、「建築物等の解体等工事における石綿飛散防止対策に係るリスクコミュニケーションガイドライン」を公表した。石綿(アスベスト)の飛散による健康影響は、社会的に強い関心が寄せられており、周辺住民の不安を解消し、より安全な解体等工事を進めるために、周辺住民等との間の円滑なリスクコミュニケーションの重要性・必要性が高まっている。そこで、環境省では、同ガイドライン策定の検討会を設置し、ガイドラインの検討を進めてきた。今回のガイドラインは、建築物等の解体等工事の発注者及び自主施工者が、石綿飛散防止対策に関するリスクコミュニケーションを進めるにあたっての基本的な考え方や手順等を解説したもの。同ガイドラインを参考にすることで、石綿の飛散防止に関して周辺住民等とのリスクコミュニケーションが図られ、工事が円滑に進むことが期待されるとしている。