環境省は、「再生可能エネルギー活用によるCO2削減加速化戦略(中間報告)」を公表した。同中間報告は、平成29年4月の環境大臣指示を受け、事務次官を長とする省内横断のチームを立ち上げ、2030年に向けて、再生可能エネルギーの活用と最大限の導入を図るための課題と解決の在り方を検討した結果を取りまとめたもの。系統の混雑や自然変動に対する調整、FITの負担の増大、案件開発に伴う自然環境への負荷の増大、地元社会との不調和など再エネの拡大における課題や、国内の経済社会そのものの課題を踏まえて、1)需要・地域側での省エネ・再エネ・蓄エネ、2)地域の豊富な再エネ供給ポテンシャルを活用という2つの方向性を提示している。