国内ニュース


 矢野経済研究所、2017年末の日本のセルロースナノファイバー生産能力を推計

発表日:2017.09.25


  (株)矢野経済研究所は、国内のセルロースナノファイバー(CNF)市場の動向を調査した(調査期間:2017年5月~7月)。CNFは、植物細胞の根幹を構成するセルロース繊維をナノレベルに解繊(かいせん)した繊維幅3~100nm、長さ5μm以上の極微細な繊維状物質。2014年以降、政府が主導した産官学連携によるCNF研究開発や、実用化に向けた取組が推進されている。しかし、実際にCNFを使用した製品は、ボールペンインクや紙おむつ、ペーパークリーナー、ヘッドフォンステレオ振動板などにとどまっており、CNFの大部分はサンプル供給されているという。2016年から2017年にかけて、CNF参入メーカー各社では、パイロットプラントに加え、商業生産を目的としたプラントの稼働が見込まれるため、同社では2017年末時点の日本のCNF生産能力を880t/年の見込みとしている。

情報源 (株)矢野経済研究所 プレスリリース
(株)矢野経済研究所 プレスリリース(PDF:315KB)
機関 (株)矢野経済研究所
分野 地球環境
キーワード プラント | セルロース | 研究開発 | 植物 | 市場調査 | 矢野経済研究所 | CNF | ナノファイバー
関連ニュース

関連する環境技術