九州電力(株)と伊藤忠商事(株)は、インドネシアにおいて出力320.8MWの地熱発電所を建設し、30年間にわたってインドネシア国有電力会社に売電する「インドネシア・サルーラ地熱IPPプロジェクト」の営業運転が開始したことなどを発表した。同プロジェクトは、九州電力と伊藤忠商事のほか、メドコ・パワー・インドネシア社(インドネシア)、オーマット・テクノロジーズ社(アメリカ)、国際石油開発帝石(株)の5社がそれぞれの子会社を通じて出資したもので、スマトラ島の北部に位置するサルーラ地区において、地熱資源開発から発電までの一貫開発を手掛けるもの。2017年3月18日から初号機が営業運転に入り、出力105.9MWの発電を開始した。2017年に第2号機、2018年に第3号機の建設工事を継続し、全3系列のフル稼働による計画達成を目指すという。