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 気象庁、国内観測地点における2008年の年平均大気中二酸化炭素濃度が過去最高と発表

発表日:2009.05.19


  気象庁は、国内観測地点における2008年の年平均大気中二酸化炭素濃度が過去最高となったと発表した。同庁では、国内3地点(岩手県大船渡市綾里、東京都小笠原村南鳥島、沖縄県八重山郡与那国島)で、大気中の二酸化炭素濃度の観測を実施している。これらの観測の結果、2008年の年平均値は3地点でそれぞれ388.5ppm、386.6ppm、388.0ppmとこれまでで過去最高となった。この10年間では1.9ppm/年の割合で増加を続けており、国内で最初に長期連続観測を開始した綾里では、観測開始時(1987年)より、37.3ppm濃度が増加しているという。また、年間で最も二酸化炭素濃度の高くなる春季において、2009年3月~4月の観測値は、それぞれ395.3ppm(綾里、4月)、390.8ppm(南鳥島、3月)、393.2ppm(与那国島、4月)と、すべての観測点で観測開始以来の最高値を記録した。

情報源 気象庁 報道発表資料
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード CO2 | 二酸化炭素 | 気象庁 | 2008 | 濃度
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