トヨタ自動車(株)とスズキ(株)は、2020年頃にインド市場向けに電気自動車(EV)を投入するための協力関係構築に向け検討を進めることで合意したと発表した。両社では、2017年2月6日に、業務提携に向けた検討を開始する覚書を締結して以来、様々な協業の検討を行ってきた。その中の項目の一つとして、インド市場における電動化技術の普及についても協議を行ってきた。今回の合意により、インド市場向けにスズキが生産するEVに、トヨタが技術的支援を行い、その車両をトヨタへ供給することに加え、充電ステーションの整備や、販売網におけるサービス技術者の教育を含めた人材育成、使用済み電池の適切な処理体制の整備、インドにおけるEVの普及・定着に資するための活動について、総合的に検討を進めていくという。