新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、カタール電力・水公社と共同で、高温排海水を用いた海水淡水化実証事業を実施することに合意し、基本協定書(MOU)を締結したと発表した。現在、カタール北部に位置するラスラファン工業都市では、1カ所の共通取水設備から海水を取水し、各プラントに配水して設備の冷却用水として利用しており、利用後は最高45℃程度で共通放水路により海に放出されている。今回の実証事業は、省エネ・低環境負荷型の造水システムの適用性を実証するもの。ラスラファン工業都市から排出される高温の設備冷却海水を原水として利用し、独自の低コスト型の逆浸透膜法(RO膜法)により淡水化し、飲料水基準への適合を検証する予定にしている。今後、実証設備の建設・運転を行い、商用化に必要なデータの取得および周辺国への普及展開を含めたビジネスモデルについて検討を進めるという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 省エネルギー | RO膜 | 逆浸透膜 | 海水淡水化 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 水資源 | MOU | カタール |
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