(株)サタケは、石油などの化石燃料に替わり、木質バイオマス燃料の燃焼熱を利用した「生ゴミ畜産飼料リサイクル工場」をゼロム環境エンジニアリングと共同開発したと発表した。同工場は、食品残渣(野菜屑、おからなど)を乾燥し、家畜飼料としてリサイクルする施設。乾燥には、一般的に化石燃料(重油・灯油など)を使用するが、同工場では、木質バイオマス燃料(間伐材などを裁断した木質チップ)を使用している。具体的には、木質チップをバイオマスバーナーで燃焼して熱風を発生させ、バイオマス乾燥炉に供給して食品残渣を乾燥する。同工場のメリットは、1)バイオマス燃料の利用によるCO2削減、2)食品残渣を飼料化する循環利用、3)150℃の高温殺菌による安全な飼料、4)化石燃料に比べて燃料使用量の約95%低減、などがある。なお、実証プラントは、2009年2月より順調に稼動しており、今後、本格的な販売を目指すという。
情報源 |
(株)サタケ ニュースリリース
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機関 | (株)サタケ |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | CO2 | リサイクル | バイオマス | 実証 | 乾燥 | サタケ | 生ゴミ | 畜産飼料 | 食品残渣 |
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