新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、自動車用NOx除去触媒(スーパー触媒)の実用化に向けたセラミック系触媒の概要を公表した。この触媒は、NEDOの先導プログラムにおける3つの成果、1)ゼオライトの超高速合成法および粉体の微粒子化法の開発(東京大学、産業技術総合研究所、三菱ケミカル(株))、2)粉砕・再結晶化法による高性能ゼオライトの開発(栃木県産業技術センター、アシザワ・ファインテック(株))、3)触媒機能発現機構および劣化機構の解明((一財)ファインセラミックスセンター、産業技術総合研究所)を組み合わせて、開発されたもの。ナトリウムイオンを用いてNa型ゼオライトを合成した後に、ナトリウムイオンと銅イオンを交換し、Cu型ゼオライトとすることで排ガス処理触媒の活性が発現する。低温での活性は元より、高温での耐久試験後もほとんど劣化せず高い活性を維持することが確認され、スーパー触媒等のさらなる高性能化が期待できるという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
(一財)ファインセラミックスセンター プレスリリース(PDF:550KB) 産業技術総合研究所 研究成果 |
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) (一財)ファインセラミックスセンター 東京大学 産業技術総合研究所 |
分野 |
大気環境 |
キーワード | 排ガス処理 | NOx | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 触媒 | 自動車 | 東京大学 | 産業技術総合研究所 | ゼオライト | ファインセラミックスセンター |
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