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 日本エアー・フィルター(株)、高性能・省エネ型ナノファイバーフィルターを開発

発表日:2014.03.27


  日本エアー・フィルター(株)は、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトの成果として、高性能・省エネ型ナノファイバーフィルターを開発したと発表した。鉄鋼、セメント、化学、ごみ処理業界等の製造工程で発生する粒子状物質捕集からの汚染エアーの清浄化、製品回収に使用される集じん装置では、PM2.5対策を含めた更なる高性能捕集要求がある。同時に大風量を処理するための集じんフィルターの低圧力損失化と、2010年4月に施行された改正省エネ法に伴い、動力・電力費の削減と波及効果である地球環境保護への貢献ニーズも重要な課題になっている。今回開発したフィルターは、従来の集じんフィルターよりも大幅に繊維径が細く表面積の多いナノファイバー超極細繊維をフィルターに用いることで、PM2.5などの粒子状物質を99.995%以上除去することができる。また、消費電力は、従来のフィルターに比べ25%削減が可能。同社では、2014年6月から試験販売を開始し、焼却炉を使っている鉄鋼業などへの市場投入を目指すという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 日本エアー・フィルター(株)
分野 大気環境
キーワード 省エネルギー | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 粒子状物質 | PM2.5 | 集じん | ナノファイバー | 日本エアー・フィルター
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