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 JAMSTECなど、北極海のCO2吸収量が全海洋の10%を占めていると発表

発表日:2018.03.22


  海洋研究開発機構(JAMSTEC)、気象庁気象研究所などからなる国際共同研究チームは、北極海及びその周辺海域のCO2吸収量の定量化に成功した。同研究チームは、北緯60度以北の海域について、216か月分(1997年1月から2014年12月までの18年間)の大気海洋間CO2交換量の分布図を作成した。その結果、北極海全体の1年あたりのCO2吸収量は180±130TgC(1TgCは炭素換算で100万トン)で、北極海の面積が全海洋の3%であるにもかかわらず約10%のCO2を吸収していることを突き止めた。全球CO2収支の見積もりに有用な情報を提供し、その不確実性を低減するとともに、海洋酸性化の実態解明などへの貢献が期待できる成果であるという。

情報源 海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
機関 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 気象庁気象研究所
分野 地球環境
キーワード 海洋研究開発機構 | 北極海 | 海洋酸性化 | CO2吸収量 | JAMSTEC | 定量化 | 気象庁気象研究所
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