環境省、鹿児島県、奄美大島5市町村は、奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画を策定したと発表した。これは、多くの固有種・希少種を含む奄美大島の生態系に対してノネコが及ぼす潜在的、顕在化した影響を取り除き、さらにノネコの発生源対策を講じることで、同島独自の在来生態系の保全に資することを目標としたもの。策定に際しては、地元住民からの意見提出も行われ、それぞれに対して考え方が示されている。対象地域は奄美大島全域、管理計画の期間は2018年4月~2028年3月。奄美大島におけるノネコの生息状況は、2011年から2014年の確認では約600~1,200頭と推定されている(環境省那覇自然環境事務所2015年)。実施にあたっては、関係する行政機関及び地域団体が連携して、ノネコ対策(捕獲等)とその発生源対策(ノラネコの個体数低減及び飼い猫の適正飼養の推進)を並行して進め、これらの取組の進捗状況等を踏まえながら、順応的な管理を行っていくという。
情報源 |
環境省那覇自然環境事務所 報道発表資料
鹿児島県 奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画 奄美市 |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 固有種 | 希少種 | 生態系保全 | 鹿児島県 | 生息状況 | 奄美大島 | ノネコ管理計画 | 在来生態系 | 発生源対策 |
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