沖縄奄美自然環境事務所は、奄美大島と徳之島で収集された希少哺乳類の死体確認件数と死因内訳を公表した。環境省では、希少な野生動物の生息に影響を及ぼす要因の把握や保護対策への活用のため、野生動物の死体の情報を収集し、データの整理と分析を行っている。報告によると、両島での死体確認数は、アマミノクロウサギは計272件で、その内訳は交通事故175件、イヌネコによる捕殺31件、不明66件。ケナガネズミは169件、アマミトゲネズミは22件、トクノシマトゲネズミは12件となった。さらに、両島でイヌやネコによるものと思われる希少種の捕殺事例として、奄美大島ではアマミノクロウサギ23件、ケナガネズミが件。徳之島ではアマミノクロウサギ8件、ケナガネズミ4件となっている。特に、アマミノクロウサギの交通事故件数が、昨年の過去最多を大幅に上回る件数を記録している。また、ケナガネズミについても両島での死体回収数が大幅に増加し、交通事故やイヌネコによる被害も多く見られている。環境省では、夜間に運転される全ての方に、野生動物の飛び出し等に十分な注意を呼びかけると共に、ペットの室内飼養の徹底も求めている。
情報源 |
沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 沖縄奄美自然環境事務所 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 徳之島 | アマミノクロウサギ | 奄美大島 | トゲネズミ | 沖縄奄美自然環境事務所 | 交通事故 | ケナガネズミ |
関連ニュース |
|