環境省は、ガンカモ類の生息調査(通称:全国ガンカモ一斉調査)の結果を公表した。同調査は、日本におけるガンカモ類の冬期生息状況の把握を目的として、同省が昭和45年から都道府県の協力を得て実施しているもの。第49回調査は、平成30年1月14日を中心に、平成29年度とほぼ同数の全国約9,000地点において、約4,000人のボランティア等の協力を得て、双眼鏡等を使用した目視により実施された。全調査地点の約7割(約6,600地点)で、191万9,522 羽(ハクチョウ類:7万1,000 羽、ガン類:23万3,000 羽、カモ類161万5,000 羽)が観察された。平成29年に比べ、総数は約4%増加(ハクチョウ類:約5%増、ガン類:約22%増、カモ類:約2%増)という集計結果(暫定値)になった。確定値を取りまとめは9月頃を予定しているという。