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 環境省、対馬で発見されたカワウソの対応方針を公表

発表日:2018.05.28


  環境省は、長崎県対馬で発見されたカワウソに関する今後の対応の方針を公表した。カワウソ発見に関する報道発表(平成29年2月、琉球大学)を受けて、同省では学識経験者に「痕跡調査」を依頼し、採取サンプル(糞)のDNA分析などを進めてきた。今回、同年7月から10月にかけて採取したサンプル分析の結果に、11月以降に採取した分析結果を加え、個体識別および性判別を実施した。その結果、同地には少なくとも「ユーラシアカワウソ」のオス2個体、メス1個体が生息しており、親子、兄弟姉妹のような関係もしくは遺伝子の多様性がかなり失われた隔離された同一個体群出身である可能性が高いことが明らかとなった。平成30年度は、1)痕跡確認地周辺における調査の継続や、2)市民等への普及啓発に取り組むとともに、3)学識経験者を中心にカワウソの由来に関する調査や分類学上の整理等を進めるという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | カワウソ | 長崎県対馬 | ユーラシアカワウソ | 痕跡調査 | 個体識別 | 生息数推定
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