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 環境省、教育機関に保管されている水銀使用製品の回収促進セミナーを開催

発表日:2018.07.24


  環境省は、学校の保健室・理科室・プール・百葉箱等に保管されている水銀使用製品(体温計、血圧計、温度計、試薬等)の集中的な回収への協力を促進するためのセミナーを開催すると発表した。平成29年8月に「水銀に関する水俣条約」が発効し、水銀対策の必要性が地球規模で認識されつつあるなか、国内法である「水銀による環境の汚染の防止に関する法律(平成27年法律第42号)が平成30年1月に施行された。同省では、平成26年度から水銀温度計等の回収ルートに関する調査検討を進め、水銀使用廃製品等の分別や適正処理に係るガイドラインを作成するともに、医療機関向けの回収マニュアルや普及啓発資料の作成に取り組んでいる。今回、教育委員会または自治体の産業廃棄物取扱い担当者等を対象とするセミナーを全国3都市(東京、大阪、福岡)で平成30年9月中下旬に開催する。各地のセミナーは2時間程度で、水俣条約と国内の水銀廃棄物対策や回収事業の説明、先進事例の紹介などを行うという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
キーワード 環境省 | 産業廃棄物 | 水銀汚染防止法 | 水銀に関する水俣条約 | 水銀使用製品 | 水銀温度計
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