岡山大学は、昆虫の歩行と繁殖の関係に係る研究成果を発表した。これは、精米所や製粉所に棲む穀類を餌とする害虫コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)を対象として、20
世代以上にわたって継続的に選抜・育種した「よく歩く個体」と「あまり歩かない個体」の比較検証により、昆虫の歩行と繁殖等の特性を考察したもの。よく歩く個体とあまり歩かない個体のメスを詳細に比較したところ、よく歩くメスの系統は、歩かないメスの系統に比べて、飢餓条件に置いたときの寿命が短くなり、よく歩くメスの産んだ卵は歩かないメスに比べて小さいことが明らかとなった。ウォーキングが、少なくとも昆虫では子どもへの投資減少につながることが示されたという。
情報源 |
岡山大学 プレスリリース
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機関 | 岡山大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 繁殖 | ウォーキング | 岡山大学 | 人口減少 | コクヌストモドキ | 歩行 |
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