東京理科大学は、光触媒反応を用いて、キノコ廃培地から希少糖を生産するプロセスを開発したと発表した。同大の成果は、1)健康志向の高まりに伴う「希少糖」へのニーズ、2)光触媒反応特有の強力な酸化力によるC6糖の「一炭素減炭(C5糖あるいはC4糖への変換)」メカニズム、3)セルロース系バイオマスに富むキノコ廃培地に着目し、経済産業省の平成30年度サポイン事業(戦略的基盤技術高度化支援事業)を受けて実用化を目指すもの。廃培地に含まれている杉オガやコーンコブ(トウモロコシの芯を粒状にしたもの)を酸やセルラーゼでD-グルコースやD-キシロースに単糖化し、光触媒によって水溶液中にラジカルを発生させて酸化的カルボキシル反応を起こし、D-アラビノース(C5糖)、さらにD-アラビノース(C5糖)からD-エリスロース(C4糖)を得るという物質フローを提案している。
情報源 |
東京理科大学 プレスリリース
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機関 | 東京理科大学 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 東京理科大学 | 光触媒反応 | 希少糖 | キノコ廃培地 | C6糖 | 一炭素減炭 | C5糖 | C4糖 |
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