双日は、インドでバイオメタン製造プラントの設計、建設、運転・保守事業を手がけるGPS Renewables(以下「GPSR」)とインド最大手の国営石油会社Indian Oil Corporation(以下「IOCL」)が共同で設立した特別目的会社IOC GPS Renewables Pvt. Ltd.(以下「IGRPL」)に出資することを発表した。この出資を通じて、双日はインドでのバイオメタンの生産および販売事業に参入する。──インドは、中国、米国に次ぐ世界第3位のエネルギー消費国であり、今後の経済成長に伴い2040年には米国と同等の一次エネルギー使用量に達すると予測されている。しかし、現在のインドのエネルギー構成は約90%が石炭、石油、天然ガスといった化石燃料に依存している。このため、環境汚染や資源不足といった問題が顕在化している。──そうした情勢を鑑み、モディ首相は水素利用を推奨するとともに自動車燃料の代替政策を打ち出している。農業廃棄物などを原料としたバイオメタンは、エネルギー自給率の向上と温室効果ガス(GHG)排出の大幅削減に資する新エネルギーの一つであり、双日はこの分野を商機と見ているようだ。双日は、GPSRのバイオメタン製造プロセスに関する知見や技術を活用し、インド国内全域でのバイオメタン製造事業の開発・運営を迅速に展開する計画である。
情報源 |
双日 ニュースルーム
|
---|---|
機関 | 双日(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 双日 | インド | 化石燃料 | カーボンニュートラル | エネルギー自給率 | バイオメタン | 環境負荷軽減 | グリーントランスフォーメーション | GPS Renewables | Indian Oil Corporation |
関連ニュース |
|