(国研)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、高温環境下でも収量・品質が低下しにくい水稲品種の開発と、その普及に向けた取組を紹介した。コシヒカリの栽培においては、登熟期間中の高温による胚乳の白濁(「白未熟粒」の発生)と品質・価格の低下、多肥栽培における倒伏や穂発芽などが問題となっている。今回、農研機構は、高温耐性に優れた品種と良食味品種を交配・育成することで、1)稈長(草丈)が短く、耐倒伏性に優れ、2)玄米収量がコシヒカリよりも15~30%程度多く、粒が大きくて重く、3)外観、食味ともにコシヒカリと遜色のない新品種「にじのきらめき」を登録した。また、4)関東などで発生事例が多くなっている稲のウイルス病「縞葉枯病」に強いことから、群馬県を中心に普及の取組を進めていくという。
情報源 |
農業・食品産業技術総合研究機構 研究成果
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機関 | 農業・食品産業技術総合研究機構 |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | 適応 | 温暖化 | コシヒカリ | 農研機構 | 白未熟粒 | にじのきらめき | 倒伏 | 穂発芽 | 縞葉枯病 |
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