立命館大学は、大阪・梅田地区の地下空間におけるゲリラ豪雨時の浸水対策として採用されたICT活用型の防災システムを構築した。このシステムは、同大とクウジット(株)ほか3社からなるコンソーシアムが開発したもので、浸水時の被害シミュレーション結果、地上ビル等に設置した雨量計とIPカメラおよびICT技術を組み合わせたもの。降雨状況を監視しつつ、警戒レベルに応じたタイムライン(止水板設置、避難誘導等の災害時行動などの指示)を生成できる。また、専用スマートフォンアプリを用いて、施設の管理者同士がリアルタイム情報や要員の位置情報を共有し、災害時行動の連携が実現できるという。