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 三井E&Sなど、水素蓄電池を搭載した港湾用クレーンシステムの省エネ効果を紹介

発表日:2018.10.23


  (株)三井E&Sホールディングスは、東大発ベンチャー・エクセルギー・パワー・システムズ(株)と凸版印刷(株)が共同開発した水素蓄電池を港湾用クレーンに搭載し、実証実験において電力使用量72%削減を達成したと発表した。この取組は、(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「企業間連携スタートアップに対する事業化支援(2017年度)」の助成を受けて行われたもの。名古屋港に設置されている同社のタイヤ式門型コンテナクレーンを用いて、巻下時に発生する「回生電力」を水素蓄電池に回収し、巻上時に放電および主巻モーターへの電力供給を行ったところ、電力使用量の72%削減や受電量の平滑化による省エネ効果(契約電力54%削減)が確認されたという。回生電力の活用・優れた急速充放電特性を有する蓄電池が相まったシステムにより、省エネ効果の大幅な向上が期待できるという。なお、同社は30 kWhリチウムイオン電池を利用システムの場合、使用量の削減効果は29%、契約電力の削減効果は10%程度と見積もっている。

情報源 三井E&Sホールディングス プレスリリース
機関 三井E&Sホールディングス エクセルギー・パワー・システムズ 凸版印刷
分野 環境総合
キーワード リチウムイオン電池 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | 凸版印刷 | 回生電力 | 三井E&Sホールディングス | エクセルギー・パワー・システムズ | 水素蓄電池 | 港湾用クレーン | タイヤ式門型コンテナクレーン | 急速充放電特性
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