愛知県は、平成30年度の内分泌かく乱化学物質等環境調査結果を公表した。同県では、国の取組において生態系への内分泌かく乱作用を有することが推察された、あるいはその可能性がある化学物質について、環境中の状況を把握するため、平成10年度から環境調査を行っている。平成30年度は、県内河川7地点、海域3地点において、9物質を対象として水質調査を実施。その結果、ダイアジノンは、4地点中1地点で生態リスク予測無影響濃度を上回った。ビスフェノールA、フェニトロチオン、ジクロルボス、2,4-ジニトロフェノールおよびヒドロキノンは、生態リスク予測無影響濃度を上回った地点があったが、いずれの物質も「水質汚濁に係る要監視項目の指針値」を下回った。同県では、化学物質の内分泌かく乱作用に伴う環境リスクに対する国による評価の結果に迅速に対応するために、引き続き適切な環境調査を実施していくとともに、国等からの情報収集、科学的知見の集積に努めるという。
情報源 |
愛知県 くらし・安全・環境
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機関 | 愛知県 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 生態系 | 化学物質 | 水質 | 環境リスク | 愛知県 | 影響評価 | 内分泌かく乱物質 |
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