大阪府、大阪市および堺市は、「化学物質対策セミナー」の開催概要を紹介した。同府は、事業者による化学物質の自主的な管理を促進し、災害発生時等の環境リスクの低減に向けた取り組みを進めている。その一環として、事業者が化学物質管理に関する理解をより一層深める目的で、同セミナーを毎年開催している。今回は、平成30年に発生した大阪府北部地震や台風21号などにより関心が高まっている災害時における化学物質漏洩に関するリスク評価管理の最新の動向や、リスク低減の効果が期待されている水性塗料に関する開発事例などを紹介する。セミナーでは、1)非平常時への対応支援からみたリスク評価管理研究の動向と課題(大阪大学)、2)大阪府化学物質管理制度に基づく取組み(大阪府)、3)淀川水系の水源水質事故対応について(大阪広域水道企業団)、4)工業用塗装ラインの環境対策の推進(大泰化工(株))など行うという(事前申込制)。