大阪府は、大規模災害に備えた化学物質による環境リスクの低減対策の進捗状況等を公表した。同府の化学物質適正管理指針では、化学物質を扱う事業者は、南海トラフ巨大地震等の大規模災害に備え、化学物質による環境リスクを把握し、その低減対策を検討して、今後実施する内容を管理計画書に記載し、届け出る必要がある。今回平成27年度に届出された管理計画書の内容、平成26年度に届出された対策の進捗状況及び大阪府の取組み状況等についてとりまとめた。平成27年度は164事業所全てから管理計画書の届出があり、ハード面では建物の耐震補強、柵の設置や固定によるドラム缶等の転落防止対策等が行われる。平成26年度に届出された対策の進捗状況については、対象となる161事業所全てから回答があり、90%以上の事業所が「概ね計画通りに進んでいる」となった。また立入検査は、のべ145事業所で実施された。同府では今後も事業所への立入検査等により、環境リスクの低減対策が確実に実施されるよう指導・助言していくという。
情報源 |
大阪府 報道発表資料
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機関 | 大阪府 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | 大阪府 | 事業所 | 災害 | 環境リスク | 管理計画 | 適正管理 |
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