NTT都市開発(株)と(株)NTTファシリティーズは、屋上緑化によるヒートアイランド対策の効果を検証する共同実証実験の一環として、今年は新たにカボチャ・ゴーヤ・サツマイモの土耕栽培実験を実施していると発表した。両社は、2006年から東京都港区内のビルで、サツマイモの水気耕栽培による屋上緑化に取り組んでおり、いずれも食用植物を採用しているのが特徴。ヒートアイランド対策効果を検証するため、気象状況(日射量、温度・湿度等)、蒸散量、放射特性(正味放射量)、温熱環境(屋上コンクリート表面~上部の温度分布、伝導熱)を計測するほか、栽培管理のために土壌水分量、土壌肥料濃度も計測し、オンラインで遠隔管理を実施する。また、手入れ・収穫作業を通じた社員間コミュニケ―ションの醸成、環境問題に対する意識向上を目指した環境教育、ヒートアイランド対策のソリューション開発も目的としているという。