国土交通省は、海事分野におけるSOx規制導入を考えるシンポジウムの開催概要を紹介した。海運業界においては、地球・海洋環境の保全と船舶の安定運航の両立に向けて、省エネルギー技術の導入などに取り組んできたが、今次規制強化に対応するため、同業界のみならず社会全体の理解と協力が求められている。このシンポジウムは、社会に広く、SOx規制に対する理解を深めることなどを目的として、燃料油の規制適合油への切り替えやスクラバーの設置など、SOx規制導入への対応のあり方について考えるためのもの。平成31年4月23日に経団連会館国際会議場(東京都千代田区)において、同省、(一社)日本経済団体連合会、(一社)日本船主協会、日本内航海運組合総連合会および(一社)日本旅客船協会の主催に開催する。シンポジウムでは、規制の概要等についての説明の他、海運事業者や有識者等によるパネルディスカッションを行うという(公開でカメラ撮影可能、事前申込制)。