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 環境省、平成20年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書を公表

発表日:2009.08.28


  環境省は、平成20年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書を公表した。これは、「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」に基づき、1)オゾン層の状況、2)オゾン層破壊物質等の大気中濃度、3)太陽紫外線の状況の監視結果をとりまとめたもの。同報告書によると、2008年のオゾン全量は、全球規模では約2.4±0.1%減少し、特に北半球高緯度及び南半球中高緯度での減少が顕著であった。また、オゾンホールは1980年代以降ほぼ毎年大規模に形成され、現時点で縮小する兆しがあるとは判断できず、南極域のオゾン層は依然として深刻な状況にある。一方、オゾン層破壊物質の大気中濃度に関して、CFC-12は1990年代以降ほぼ横ばいで、CFC-11、CFC-113、四塩化炭素の大気中濃度は約1%/年の割合で減少している。成層圏オゾン層の状況改善のためには、これらの物質の濃度がさらに低下することが必要という。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
大気環境
キーワード 環境省 | オゾン層 | 南極 | 監視 | 紫外線 | CFC | 破壊物質 | オゾンホール | 四塩化炭素
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