気象庁は、「オゾン層観測報告:2010」を公表した。同庁は、オゾン層の保護及びオゾン層破壊による影響を把握するため、上空のオゾン量と地上の紫外線量の観測を長期にわたって続けており、世界及び日本のオゾン層・紫外線の状況とその長期変化傾向に関する解析結果を、毎年「オゾン層観測報告」として公表している。今回の報告では、1)成層圏のオゾンを破壊する大気中のクロロフルオロカーボン類(CFC類)は、世界で減少傾向にある、2)世界のオゾン全量はオゾン層破壊が進む前に比べて少ない状態が続いており、2010年のオゾン量は、オゾン層破壊が進む前の1979年と比べて平均で2.1%少ない、3)2010年の南極オゾンホールは、1990年以降で3番目に小さい面積だったが、その規模は1979年以前に比べて依然として大きい状態が続いている、等が示された。
情報源 |
気象庁 報道発表資料
オゾン層観測報告:2010 |
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機関 | 気象庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | モニタリング | 気象庁 | オゾン層 | フロン | 南極 | 紫外線 | CFC | 観測 | オゾンホール | クロロフルオロカーボン |
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