環境省は、2019年6月17日~27日にドイツ・ボンで開催された、科学上及び技術上の助言に関する補助機関(SBSTA)及び実施に関する第50回補助機関(SBI)会合の結果概要を公表した。今次会合では、2018年12月のCOP24でパリ協定の実施指針が採択されたことを受け、2005年以来はじめて、2つの補助機関会合のみが開催された。日本からは外務・経済産業・環境・文部科学・農林水産・国土交通の各省及び関係機関の関係者が出席し、従来からの継続作業に加え、COP24時の決定に基づく新たな作業も含む、多くの議題が議論された。第3回隔年報告書の多国間評価(MA3)では、我が国を含む19か国から発表・質疑応答が行われた。日本代表団は、国内外のNGOとの意見交換やサイドイベントの開催を通じ、我が国の取組等を発信し、様々な国や国際機関と議論を行った。さらに、第11回リサーチダイアログ(RD11)において研究成果を発表し、国連気候変動枠組条約の下での科学と政策の連携に資する議論に貢献したという。