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 NEDOなど、可視光で水を分解する酸硫化物光触媒を発見

発表日:2019.07.08


  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と三井化学(株)など6社1団体からなる「人工光合成化学プロセス技術研究組合」は、東京大学、信州大学などと共に、酸硫化物(Y2Ti2O5S2)光触媒による可視光領域における水分解を確認できたと発表した。従来の酸硫化物光触媒は、光触媒材料自身が分解しやすいという課題があった。今回、研究チームは、NEDOが経済産業省から2014年度に引き継いだ「人工光合成プロジェクト(二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発)」において、同触媒が、太陽光で最も強度が高い波長域を含む640nm以下の光を吸収し化学反応を起こす方法を発見した。今回の成果により、安価な水素製造プロセスの開発および、太陽光を使って製造する水素と、CO2(工場排出)を利用してプラスチック原料を製造するプロセスの実現に向けた研究開発を加速していくという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構 東京大学 信州大学
分野 環境総合
キーワード 光触媒 | NEDO | 水分解 | 可視光 | 人工光合成化学プロセス技術研究組合 | 酸硫化物光触媒 | 二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発 | プラスチック原料
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