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 NEDO、流水熱の回収に適した樹脂製投げ込み式「熱交換ユニット」を紹介

発表日:2019.07.26


   (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「再生可能エネルギー熱利用技術開発(2014~2018年度)」において、農業用水等の流水熱回収に適した樹脂製投げ込み式「熱交換ユニット」を開発し、参画企業が販売を予定していると発表した。この装置は、実験水路等における基礎データの取得や、実際の農業用水路における実証を経て、NEDO、ジオシステム(株)など2社、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構、および東北大学など2大学が共同で開発したもの。従来の樹脂製投げ込み式「熱交換ユニット」使用時に見られる性能劣化などを克服するために、1)熱交換器の水を強制的に撹拌する仕組みの導入や、2)既往成果(シート状熱交換器)の採用により、3)従来品に比べて熱交換性能が向上し(約6倍)、単位熱交換能力当たり費用の低減(約1/2)や、循環水の圧力損失の抑制(約1/10)を実現した。今回の高効率化・低圧損化の成果を踏まえて、ジオシステム(株)が販売を進める方向でユニットの最適化を進めていくという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
ジオシステム What new
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ジオシステム(株) (株)角藤
分野 環境総合
キーワード NEDO | 東北大学 | 農業用水路 | 再生可能エネルギー熱利用技術開発 | 熱交換ユニット | 流水熱回収 | ジオシステム(株)
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