東京都はエネルギーの安定供給と脱炭素化を目指し、水素エネルギーの需要拡大と社会実装化を進めている。特に再生可能エネルギー由来のグリーン水素の活用が重要である。NEDOと東京都は包括的協定を結び、福島県浪江町の「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」で製造されたグリーン水素の実証を行ってきた。FH2Rは太陽光発電を利用した世界有数規模の水素製造施設である。これまで、FH2Rで製造されたグリーン水素は都内のイベント等で利用されていたが、今回さらに利用拡大を進めることとなった。この取り組みの一環として、「福島県産グリーン水素 都内利用拡大開始式」が開催された。今後も東京都はNEDOや他自治体、民間企業と連携し、グリーン水素の導入を促進していく。新砂水素ステーション(東京都江東区新砂)での供給が令和6年5月から開始される。この施設は太陽光発電と電力系統を活用し、水の電気分解により最大2,000Nm3/h(ノルマルリューベー)の水素を製造する。福島県浪江町のNEDO施設は20メガワットの太陽光発電と10メガワットの水素製造装置を備えている。開始式には小池百合子東京都知事、斎藤保NEDO理事長、内堀雅雄福島県知事、吉田栄光浪江町長が出席した。
情報源 |
東京都 報道発表資料
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機関 | 東京都 |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | 東京都 | NEDO | 水素エネルギー | 脱炭素化 | エネルギー安定供給 | 福島水素エネルギー研究フィールド | グリーン水素 | 水素製造施設 | 新砂水素ステーション |
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