東北電力(株)と北芝電機(株)は、絶縁油にナタネ油を採用した「環境調和型変圧器」を共同で開発・実用化したと発表した。従来わが国では、電力会社が使用する配電用変圧器(66,000V)の絶縁油として、鉱油(原油を精製)が使用されており、ナタネ油などの植物油を採用するのは、国内で初めてという。ナタネ油は、植物起源の「カーボンニュートラル」(生育時に吸収するCO2量と焼却時に排出するCO2量の相殺)な素材であり、CO2の排出量が大幅に削減される。また、生分解性が高く(土壌に生息する微生物によって無機物に分解されやすい)、地震などで万一土壌に漏洩した場合でも、環境に与える影響が鉱油に比べて小さい等の効果が得られるという。今後、同変圧器については、北芝電機が製造・販売していく予定で、東北電力では、平成22年度中に2台導入する計画としている。
情報源 |
東北電力(株) プレスリリース
北芝電機(株) ニュース |
---|---|
機関 | 東北電力(株) 北芝電機(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | 東北電力 | 絶縁油 | 北芝電機 | 環境調和型 | 変圧器 | ナタネ油 | カーボンニュートラル | 生分解性 |
関連ニュース |
|