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 日本海事協会、「帆」をもつ大型商船の設計基本承認(API)を発行

発表日:2019.10.09


  (一財)日本海事協会は、(株)商船三井と(株)大島造船所を中心とするウィンドチャレンジャープロジェクトの取組み、硬翼帆式風力推進装置の設計に関する基本承認(AIP)を発行したと発表した。硬翼帆式風力推進装置とは、風力エネルギーを伸縮可能な硬翼帆によって推進力に変換して利用する装置であり、プロジェクトの重要技術。同協会は、2019年9月に、風力を利用した船舶補助推進装置の設計の健全性および搭載する船舶の安全性へ寄与すべく、「風力を利用した船舶補助推進装置の設計に関するガイドライン」を策定し、今回、同ガイドラインに基づき審査を行い、AIPの発行に至った。同協会は、第三者承認機関として、今後も新技術の円滑な実用化への支援に努めていくという。なお、プロジェクトは、2009年に東京大学の産学共同研究プロジェクト「ウィンドチャレンジャー計画」として始まり、2013年からは国土交通省による「次世代海洋関連技術研究開発費補助金」の交付対象事業に選ばれ、2018年より商船三井と大島造船所に引き継がれ現在に至っている。

情報源 (一財)日本海事協会Press Release
(株)商船三井 プレスリリース
(株)大島造船所 Topics(PDF)
機関 (一財)日本海事協会 (株)商船三井 (株)大島造船所
分野 環境総合
キーワード 東京大学 | 商船三井 | 日本海事協会 | 大島造船所 | ウィンドチャレンジャープロジェクト | 硬翼帆式風力推進装置 | AIP | 風力エネルギー | 風力を利用した船舶補助推進装置の設計に関するガイドライン | ウィンドチャレンジャー計画
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