(株)商船三井と東北電力(株)は、硬翼帆式風力推進装置の石炭船への搭載に関わる共同検討を本格的に進めていくと発表した。硬翼帆式風力推進装置(ウィンドチャレンジャー)とは、風力エネルギーを伸縮可能な硬翼帆によって推進力に変換して利用する装置で、(一財)日本海事協会からの設計に関する基本承認(AIP)を得ている(既報:2019年10月9日)。両社はこれまでも、東北電力の火力発電所に輸送する石炭船へ同装置を搭載することについて検討を行ってきた。今回、発電所の港湾施設に同装置の搭載船が受け入れ可能であることが確認されたことから、共同検討の本格化を開始するに至った。今後、両社は石炭積出港湾施設における荷役および入出港への影響や、航行時の温室効果ガス削減効果などについて検証を行い、2022年以降の運航開始に向けて協議していく予定であるという。なお、ウィンドチャレンジャープロジェクトは、2009年に東京大学の産学共同研究プロジェクトとして始まり、2018年に商船三井と大島造船所が引き継いでいる。
情報源 |
(株)商船三井 新着情報(PDF)
東北電力(株) プレスリリース |
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機関 | (株)商船三井 東北電力(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 東北電力 | 商船三井 | 火力発電所 | 温室効果ガス削減 | 硬翼帆式風力推進装置 | AIP | 風力エネルギー | 石炭船 | ウィンドチャレンジャー | 港湾施設 |
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