愛知県は、県独自の「低炭素水素認証制度」に基づく、低炭素水素製造に係る認証を紹介した。同制度は、低炭素な水素サプライチェーン構築に取り組む事業者を支援するため、「あいち低炭素水素サプライチェーン推進会議」での検討を経て、水素の製造、輸送、利用に伴う二酸化炭素の排出が少ない水素を「低炭素水素」として認証・情報発信する制度を制定したもので、2018年4月から運用を行っている。今回、同県が2018年度に事業計画を認定した3件のプロジェクトについて、いずれもそれぞれの計画に沿って低炭素水素が製造されていることを受け、2018年度の水素の製造実績を基に、2019年12月24日に全国で初めて低炭素水素として認証した。同県は、今後とも、低炭素水素認証制度により事業者の取組を支援するとともに、低炭素水素の利活用の拡大や低炭素水素サプライチェーンの事業化、県内各地への展開を産・学と連携して取り組み、水素社会の実現を目指すという。