(独)国立科学博物館と(国研)海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、世界で約90種しか知られていない「半索(はんさく)動物」の新種を発見し、記載論文が出版された2020年1月23日をもって、標準和名「ヒラクダエラフサカツギ」・学名「Cephalodiscus planitectus」として認められたと発表した。半索動物は、脊椎動物の発生過程で現れ、脊椎や脳・脊髄に置き換わる「脊索」の起源を探る上でも重要な生物と見られており、海の砂泥に生息するギボシムシ類を使った研究がおこなわれてきた。同博物館は、半索動物のもう一つの分類群であり、これまで世界から約20種(日本から3種)しか発見されていないフサカツギ類を探索するために、2000年頃から相模湾を中心に新規標本の採集に努め、数種の新種が含まれる複数個体の標本を得ることに成功した。今回発表されたヒラクダエラフサカツギは、これまで認知されている現生種とは異なって棲管が平たく岩に張り付いた形状をしており、化石として記録されている太古のフデイシ(筆石)類と類似点もあることから、半索動物の進化研究において重要な成果になるという。
情報源 |
国立科学博物館 各種手続き・報道関係資料 プレスリリース(PDF)
海洋研究開発機構 プレスリリース |
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機関 | 国立科学博物館 海洋研究開発機構 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 国立科学博物館 | 新種 | JAMSTEC | 進化 | 脊椎動物 | 相模湾 | ヒラクダエラフサカツギ | 半索動物 | ギボシムシ類 | フサカツギ類 |
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