(国研)日本医療研究開発機構(AMED)は、甲南大学の「革新的先端研究開発支援事業(PRIME)」等における研究成果を紹介した。同大学は、研究開発課題「新規温度センサー分子の単離とそれを用いた応用技術の創出」に取組み、触った時の感触といった刺激を受容するメカノ受容体が、体の低温耐性を調節していることを明らかにした。先ず、実験動物「線虫(C.エレガンス)」を用いた実験において、メカノ受容体(DEG-1)と、低温耐性の関係を解明された。次に、ヒトにおいてDEG-1に相当するMDEGを、カエルの卵母細胞に導入し解析し、温度に反応することを確認した。この成果は、動物のメカノ受容体が、低温耐性など温度応答に関わることを示す初めての事例であり、ヒトの温度応答の仕組や、温度による健康障害の原因解明などに役立つことが期待されるという。
情報源 |
日本医療研究開発機構 プレスリリース
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機関 | 日本医療研究開発機構 甲南大学 |
分野 |
地球環境 健康・化学物質 |
キーワード | 日本医療研究開発機構 | AMED | 甲南大学 | 線虫 | C.エレガンス | 革新的先端研究開発支援事業 | PRIME | 低温耐性 | メカノ受容体 | 温度応答 |
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