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 鹿児島大など、サンゴ・海藻に擬態するタツノオトシゴ属2種を日本初確認

発表日:2020.03.02


  鹿児島大学などの研究グループは、沖永良部島(鹿児島県大島郡)の魚類目録(英文)の出版に向けた調査の過程で、国内では未記録であったタツノオトシゴ属2種を確認した。これら2種は、ピグミーシーホースと呼ばれる仲間で、体長2cmほどの小型種。Hippocampus deniseは、沖永良部島の沖合水深38 mから発見され、サンゴにうまく擬態して見つけづらいことから、標準和名をカクレタツノコと命名した。もう1種のHippocampus pontohiは水深15 mの海底から採集され、海藻に擬態している様に、水の流れに合わせて体を揺らしていたことからユリタツノコとした。この2種は、東南アジアなどの熱帯域に生息しており、観賞用として人気がある種であるが、分布の北限にあたる沖永良部島の個体群を守るための保全活動が期待されるという。

情報源 鹿児島大学 トピックス
機関 鹿児島大学 GTダイバーズ沖永良部島
分野 自然環境
キーワード 保全活動 | 保全 | 分布 | 鹿児島大学 | タツノオトシゴ | 沖永良部島 | ピグミーシーホース | カクレタツノコ | ユリタツノコ | 北限
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